Mr.トーマのアニマリュージョン!ブログ

アニマリュージョン!は熊本県阿蘇のカドリー・ドミニオンで行われているファンタジックアニマルショーです。このブログではショーだけに関わらず、広く地域情報や動物訓練に関しての話題を提供しております。

ミニブタ

アニマリュージョン!には、ミニブタも出演します。とにかく出演動物が多いので、ミニブタちゃんも、チョイ役かと言えばそうですが。

 

アメリカ等のミニブタペット先進国(?)ではミニブタに、いかにも人間らしい名前をつけるのが主流だそうです。なので2頭の女の子(?)のミニブタにはそれぞれ、「ルーシー」と「シャーロット」という名前がついています。

大柄なルーシーは元気で活発なイメージで、

小柄なシャーロットは可憐な小さいイメージ。

 

名付け親は、ジョンさんです。猛獣使いのイメージの方が強いんですが、ミニブタの訓練もできるんですね。

 

ジョンさんに言わせると、ミニブタはとにかく子供の頃に、抱き上げるクセをつけるに越したことはないそうです。これをしておかないと、いざという時に抱き上げたり持ち上げたりすると、鳴き声あげるようになっちゃうんだそうです。

これはこれは、大事なコツを聞きました。

ブタの声って、知らない人が聞いたら、どんなひどい仕打ちをしているんだと思うくらい、胸を締め付ける悲壮さがあるんです。もう、鳴き声というより悲鳴です

 

そんなわけで小柄なシャーロットを、大きなジョンさんが片手で脇に抱えている姿は、初期の頃のよくある光景でした。

 

もちろん、ご本人は真剣にトレーニング過程として行っていることなのです。

しかし、私の脳内には、神様からのメッセージが降りてきます。

「間違い探し。このアメリカンフットボール選手は、どこが間違っているでしょう?」

 

神様からの、笑いをこらえる苦行のプレゼントでした。

 

今は大人になったミニブタのシャーロット。舞台には無人のシュチュエーションで出ています。しかし常にその後ろには、影からあたたかくじっとみつめるジョンさんがいるんです。

まるで巨人の星、星飛馬のお姉さんのように。

 

このブログを読んでくださった方へ。

ミニブタのシーンでは、そんなジョンさんの姿を思い浮かべて、拍手をお願いします。

 

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まだ小さかったシャーロット。

手しか映っていないジョンさんは、クリッカートレーナーでもあります。