ピエロとクラウン
自分語りをします。
私は子供の頃から、ピエロに対して強い憧れがありました。しかしどういうわけか変な思い込みがあって、外国人しかピエロになっちゃいけないのかと思っていました。もっと言えば、ピエロはもともとピエロで、伝統の歌舞伎役者みたいな感じに思っていました。
大人になってわかったんですが、ピエロって、勝手に名乗って良いようですね。
さらに、ピエロメイクに頼るようじゃまだまだ3流で、薄化粧なのに表情で人を笑わせることでできる「クラウン」こそが本当の道化師だと知りました。(諸説ありますが、日本での一般的な話です)
それもあって、30歳過ぎてからジャグリングを覚えました。ボール4つがなんとか両手を使ってできる程度なので、腕前は3流半くらいです。
前世は猛獣使いに憧れたピエロで、だから現世では猛獣使いから入って、だんだんピエロ(クラウン)を思い出しているんじゃないかと思うくらいです。
いや、前世の記憶とかないですよ。
地元の保育園で憧れのピエロになって、納涼祭のイベント出演をしたこともあります。と言っても、まあ保護者達が代表して出し物をやる程度のものですが。
その時、憧れのまんまる赤鼻をつけてみて、ピエロの大変さが良く分かりました。下方向の視界が極端に悪くなり、ジャグリングが上手くいかないのです。
でも、いい経験になりました。失敗して恥をかく姿こそが、ピエロの本質です。
ちなみに、私のジャグリングは、アニマリュージョン!
本編では、とてもとてもできませんし、やっていません。
やるのは、ショーの約2分前にちょこっとです。
だから、少し早めにご入館下さいね。