Mr.トーマのアニマリュージョン!ブログ

アニマリュージョン!は熊本県阿蘇のカドリー・ドミニオンで行われているファンタジックアニマルショーです。このブログではショーだけに関わらず、広く地域情報や動物訓練に関しての話題を提供しております。

動物の現状維持根性

ちょっと、当たり前の話をします。

人間は、大人になるほど保守派になるっていいます。動物から考えるとよくわかります。動物が保守派になるのは、「過去の行動記録は全て、今、こうして生きていられる理由だから」だと考えるとわかりやすいと思います。

新しいこと、今までと違うことを選択すると、死ぬ可能性が上がるのですね

ウサギやモルモットは基本、臆病です。当たり前ですが、人間とかに比べると、格段に死にやすいからで、もう初心者のマリオくらいでしょう。マリオなら替えがありますが、その個体はもうその人生(?)で、やり直しがきかないですから、冒険ができないんです。

 臆病で冒険ができないってことは逆に、子供の頃から人に慣らせば、「人を怖がらないことも今生きている理由の一つ」になります。

 

迷信行動というのがあります。

逃げなくても平気なシュチュエーションでも、たまたま逃げれば、「逃げたおかげで安心だった」となってしまいます。今は生きていますが、あの時逃げなかったら死んでたかもしれない。…言い過ぎですが、言いたいことはわかりますよね。

 

ただ、逃げてばっかりいると、今度は摂取カロリーより消費カロリーが多すぎて、飢え死にしちゃいます。心も休まりません。

 その為に、順化(なれる)というシステムが、動物にはもともとあります。だから、動物を馴致することは、大人になるほど難しいけど、きっと不可能ではありません。

 

以上、当たり前の話でした。