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Mr.トーマのアニマリュージョン!ブログ

アニマリュージョン!は熊本県阿蘇のカドリー・ドミニオンで行われているファンタジックアニマルショーです。このブログではショーだけに関わらず、広く地域情報や動物訓練に関しての話題を提供しております。

ASO田空13  善応寺と長善坊ゆかりの地( ASO田園空間博物館 サテライト13 )

阿蘇駅周辺の黒川地区の中に、さらに坊中と言いう地区があります。

阿蘇に来て最初の半年は、この地区にアパートを借りて住んでいました。今は住所を表すのに「字(あざ)」はありませんが、当時知らされた住所は確か、「阿蘇町大字黒川字坊中小字東大門」だったように思います。記憶が曖昧なので、字と小字はひっくり返っているかもしれませんが、まあ区分けが細かいのにびっくりしました。

 

その「坊中」は修験道の宿房がたくさんあったことからついた地名だそうですが、もともとが山での修行目的ですから簡素で質素な建物だったでしょうし、36坊がひしめいていたと言われていますが今は一つも残っていません*1

 

修験道者は天狗や忍者(フットワークとネットワークを生かした密偵)でもありますからとても魅力的なミステリアスな存在です。外国の方などが興味を持って押し寄せてもいいはずですが、いかんせん、残っている史跡が少な過ぎるからクローズアップされないんですね。

その中で唯一、逸話が残されているのが「長善坊」です。修験術で朝鮮出兵中の加藤清正を助けた逸話は、以前サテライト10の記事でご紹介しました。

 

ここ善応寺には、何と、その長善坊のお墓があるとのことです。ということは、逸話の真偽はいくらか差し引いたとしても、長善坊さんが実在したのは間違いないのですね。

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おなじみの田空看板。

 

しかも、その長善坊が西巌殿寺を復興したと書いてあります。

そんなにすごい人だったとは。それならなぜお墓が西巌殿寺にないのかが不思議ですが、お医者さんが自分の病院には入院したくないのと一緒でしょうかね。

ついでに、長善坊は歯痛の神様でもあるんですって。現代医学の発達したこの時代に、最も必要なさそうな神様なのがなんとも(歯医者さんはコンビニより数が多いそうですね)。

 

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階段を上ると、お寺というにはあまりに小さいお寺が。

この写真の左側に長善坊のお墓があります。

 

 せっかくなので、勝手に上がらせて頂いて、お参りした後、写真も撮らせて頂きました。

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あまり何枚も撮るのも失礼と思ったのでこれ一枚だけですが、十一面観音の右には不動明王。そして、写真に写ってはいませんが左側には毘沙門天らしき像がありました。

この配置は、阿蘇山上の西巌殿寺奥の院と同じです。

そこに気がついた自分を褒めたい気分です。この一年で少しづつ、阿蘇に詳しくなってますからね。

 

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青面金剛

 阿蘇の神話に鬼八伝説があります。

そして宮崎の高千穂神社では、祭神がこんな風に鬼八を踏みつけている彫刻があるんです。でもまあ、これは偶然でしょうね。

 

神社などに赴いた時に由緒書きがないとなんだか損した気分になりますが、田空看板を見つけると、逆に得した気分になります。

この場所はきっと、田空看板がなかったら見つけたとしてもスルーだったでしょうね。

 

 サテライトの旅(?)はまだ続ける予定です。このブログを訪れる大半であろう動物好きの方には残念なお知らせですが、まだ70ヶ所はあります(笑)。

*1:知った風に書いていますが、宿房の房ではなくて、36人のお坊さんを表していそうな「坊」を使う意味が私にはよくわかりません。