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Mr.トーマのアニマリュージョン!ブログ

アニマリュージョン!は熊本県阿蘇のカドリー・ドミニオンで行われているファンタジックアニマルショーです。このブログではショーだけに関わらず、広く地域情報や動物訓練に関しての話題を提供しております。

難解そうな用語、「スキナー箱」とか、「弁別刺激」とかの我流理解

この訓練用語の我流解説カテゴリーを書き始めたのは、実際に動物訓練をするなら行動分析学の用語の概念くらいは大雑把にでも知っている方が有利だ考えているからです。

オレオレ詐欺」だって、そういう言葉を知ればそれだけで犯罪の抑止力になるから警察が用語を広めるキャンペーンをするのでしょうからね。

 

で、今回の用語は実践ではほとんど意味がありません。

ただ、私のような素人が行動分析学の専門書をかじってみようかなと思う時に、まずこういった用語の氾濫で挫折します。だから「そんなに難しく考えないでいこうよ。」と用語にビビらないように簡単な解説をしたいのです。

 

スキナー箱(スキナーボックス)

  • 毎回同じ環境で訓練の様子を観察したり、研究したりするための条件を整えること。その条件を整えた場所。

弁別刺激

  • あらかじめ訓練した動物に出す合図やサインのこと。
  • あらかじめ訓練した動物に出すクイズの問題のこと。

 

解説

行動分析学は科学です。科学とは、誰がやっても同じ結果が出ることが前提です。

小保方さんにしかできない、またはその時しかできないから、スタップ細胞は科学ではないことになっています。仮に、本当にその時できたのだとしてもです。

犬が「よし」という言葉を覚えるかどうか実験する時、よく馴れた飼い主が笑顔で「よし」と言ったら食べ、いかついおっさんが怒りの声で「よし」と言ったら食べなかったとします。その2つの事実を持って、「犬は『よし』と言う言葉を覚えない」と結論を出すわけにいかないのは当然ですよね。

人間はアイスが好きかという実験で、滝に打たれた直後の修行僧にアイスを渡したら、人間はアイスが嫌いな生き物という結論になります。

スキナーボックスは、そういった間違った結論にならないように環境を整えた場所の中で、というだけの話です。

特に、感情が入る余地がないことが大切ですね。

 

弁別刺激は、スイッチみたいなものです。「お手」という言葉を覚えているい犬に対して「お手」ということ。

用語の定義の2つ目の「クイズの問題」をあえて書いたのは、「お手」と「おかわり」両方を覚えている犬に対して、「お手」と言ったらどういう反応を示すか、とかの分別がつくかどうかの実験も含まれているのかなと思ったからです。違っていたらすみません。けど、複数の合図を覚えている動物に対して合図を出すのは、英単語の意味を知っているか学生同士で問題の出しあいっこをするのと似ていますよね。

 

あと、ちょっと難しいいいまわしになっちゃうか、警察犬が「スワレ」で座るのに対して、警察犬に追われた犯人が「スワレ!」と言っても座りません。飼い主の言葉にしか反応しないという、これが本当の弁別刺激なのでしょう。だから実践では、最初に書いた環境に左右される合図こそが大切で問題となります。「ショーの本番では、おやつを貰えないことを見抜かれ、それが弁別刺激となって、お手をしなかった。」と言えば正しい理解なのかもしれません。

 

しかし、実践家のトレーナーが専門書を読み進めるのには、弁別刺激は合図のことだととらえても大筋理解できると思います。

ちょっと話題をそらします。

英文を理解するのに「~ly」がつく形容詞は全て「すごく」だと考えてもほとんど意味が伝わるといいます。これは例えば、日本語で「鬼のように混んでいた」を「すごく混んでいた」と訳すようなものです。「鬼のように」の意味をちゃんと知りたい人は別として、英語の長文を8割理解するためなら、「エグザクトリィ」だろうが「エスペシャリィ」だろうが「すごく」で十分だという感じ。これが私の弁別刺激という言葉のイメージです。

 

 まとめ

くりかえしますが、この用語の正しい意味を知るのではなく、おおざっぱな理解で専門書を読み進めたい時の参考ですよ。