大観峰紀行2 帰り道編 大観峰から国造神社へ
前回に続いて、「大観峰紀行2 帰り道編です」
まずは大観峰からの眺め。
やっぱり涅槃像は見えません。が、麓になんと、カドリーホール発見。
アニマリュージョン!立ち上げの為に室内ステージに生まれ変わり、屋根も白く塗装しなおしたのでわかりやすくなったようです。こんなに霞のかかった日でもわかるなんて!
動物たちに手を振ってみましたが、こっちを見てもらえませんでした(ウソ)。
さて、カドリーホールを見つけた収穫があったことで、満足だと自分に言い聞かせて下山ルートを確認すると・・・
ちよっと写真ではわかりづらいでしょうが、見たことない道を発見しました。一の宮町に帰るには、一番近そうです。そのルートを選択して大観峰を後にしました。
見つけた下山ルートは、「国造神社参道」と書いてありました。下っていくと、初めて見る「手野の名水」を発見。
名前だけは知っていた手野の名水って、ここだったんですね。
外輪山の岩肌から湧き出てくる水。
ただもう、阿蘇の湧水は数が多すぎてレア度があまり・・・
そして再び下っていくと、国造神社に迷い込みました。
ここは確か、15年くらい前に来たことがあります。その時は麓から登りましたし、少し景観も変わっているようです。
なんだか不思議な空間に、文字通り「迷い込んだ」感じです。
気分は、千と千尋の神隠し。この階段を登ったら、帰ってこれなくなるんじゃないかと少し心配になりました。
もし、「湯ばあば」がいたら、名前を奪われないようにMr.トーヌって書こっと。
古くてすごい。神話の舞台だというのも、うなずけます。
阿蘇のカルデラは、大昔は湖でした。巨大な神様が、ここに人が住めるようにと、外輪山の一部をけって壊しました(そこが立野の坂道です。阿蘇大橋のあるところ。)。すると、湖の底から巨大なナマズが現われます。
神様がナマズを説得し、封印されたのがこの国造神社です。だから、ナマズ肌に代表される皮膚のトラブル改善には、とてもご利益がある神様ですって。
あいにく車に財布を忘れてきたので、お賽銭を入れずにお参りだけしておきました。(ちなみに私は、どうも子供の頃はアトピーらしかったんです。だから肌は黒くて汚いし、ひざ周りとかお尻とかに、怪しげな妊娠線みたいなのが入っています。唯一の救いは、まだ当時は「アトピー」っていう言葉がなかったことです。病気はある意味、病名がついた時から病気ですから。)
手野の大杉。有名な巨木だったのですが、平成に入ってから台風で倒れた木です。私は、その倒れたニュースでこの木の存在を知りました。生木のうちに見ることが出来なかったのは残念です。
神社を後にして更に道を下ると、ここままでの行き当たりばったりの非日常とは打って変わって、驚くほど近い日常生活の場に帰ってくることが出来ました。
その後、テレビのニュースで例の噴火を知ることとなります。
そうとは知らず、全くたまたま、このブログを書き始めたことがきっかけとなり、阿蘇山の西巌殿寺、阿蘇神社、そして国造神社とついでに福の神地蔵にお参りしてまわり、噴火の写真を撮り、その後に龍まで見ちゃう(?)のは、本当に不思議な体験でした。
初めの頃に気楽に「シンクロニシティ」だ、「ひきよせ」だと書いていたことが、最近は本当に頻繁におきているようで、もうなんだかわかりません。
ちなみに、流行語大賞が決まったようですが、私が良く耳にする流行語とは少し違いました。
てっきり今年は、「お父さん、ひくわ~。」かと思ってました。