アロマちゃんが星になりました・・・
10月30日の朝、スタンダードプードルのアロマちゃんが7歳4か月の生涯を閉じました。
血管肉腫。平たく言えば脾臓のガンで、皆様にはお伝えしていなかったのですが、夏休み後半には手術で脾臓を摘出していたのでした。
そして、その日を境にアロマはショーを引退しました。
アロマはこの夏、たまに元気がない時がありました。
しかし今年の異常な猛暑ですから、「そりゃあ、こんな毛皮じゃあ暑いよな」と、夏バテと勘違いして例年にないくらいショートカットにしてあげたものです。
しかしどうやら元気がない時は体の中で出血があったのでしょう。
発見が遅かったのは悔やまれると言えば悔やまれますが、悪性の腫瘍ですから、これはもう天命と思うしかありません。
人間より寿命の短い動物たちと働く仕事をしています。動物にはたくさんのことを学びます。アロマもたくさん教えてくれました。
動物たちは、私の師匠です。師匠が先に逝くのは、まあ順番としてはあっています。
アロマが私に授けてくれたものはたくさんありますが、一番はパフォーマーとしての自信というか、動物を信頼する力でしょう。どんなボケもツッコミも拾ってもらえる感覚は、さすが毎日の経験の賜物でした。ショーの中で共演する時間、いわゆるカラミは一番長かったですから、動物というより人間の相方に近いものがありました。シェパードのハチローはさすがの忠誠心を感じますが、それよりもう少しだけ平等な感じと言ったらよいのでしょうか。
・・・ということでね、アロマちゃん。
きっとたくさんの人を楽しませてきて、たくさんの人の記憶の片隅にも残っているだろうけどね。
アロマちゃんの生きた証が、私の成長だからね。
アロマちゃんの生きた証に、ますますたくさんの人を笑わせたり、楽しませないとね。
ありがとうね。アロマちゃん。