Mr.トーマのアニマリュージョン!ブログ

アニマリュージョン!は熊本県阿蘇のカドリー・ドミニオンで行われているファンタジックアニマルショーです。このブログではショーだけに関わらず、広く地域情報や動物訓練に関しての話題を提供しております。

豆柴シーナのタル乗り修行2

ショーで使う道具には人工芝やカーペットを張り付ける必要があるものがあります。

そういう道具には、先にペンキを塗らないといけません。ペンキを塗るためには、ある程度木材のカンナ削りや面取り、パテ埋めをしておかねばなりません。

黄色のペンキをきれいに発色させるためには、最初にしっかり白ペンキで下地塗りをしておかねばなりません。

先をあせってペンキを塗ってしまった後で、「ああ、このねじ穴、ちゃんとパテ埋めしとけば良かった」なんてA型気質をのぞかせながらも、まあまあの道具が出来上がっていくのは楽しいものです。

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その「まあまあの手作りタル」

 

このタルは木製で、ベニヤ板を思いっきり水で湿らしてから強引に曲げて2重に張り付け、さらに滑り止めのカーペットを貼っています。

まあまあというのは、拡大してみると不満だらけだからです。

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カーペットの断面にはカンナかけられませんから、これで完成でいいです。

私はA型ですから、何事も完全に途中であきらめないと気が済まないんです(笑)。

 

本当は65センチくらいの径にしたかったのですが、強引に曲げてもベニヤが割れないギリギリの予想で75センチ前後になりました。

 

さて、お待たせいたしました、豆柴シーナの練習の成果。

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おお!のってる!

実は固定してましたなんてオチじゃないですよ。

シーナはフリーで、私が写真とってますからね。

 

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シーナのタル乗りは重心が低いです。時にはひじも使ってバランスを取ります。

 

かなり上達したのですが、予定よりも径が大きくなった分、安定しすぎて前に進むモチベーションが低いようです。

とはいえ、本番で使う予定の道具が出来上がってしまうと、後は日々強化していくだけですから、きっとうまくなると思います。

 

しかしまあ、まだショーでもやっていないことを写真で見せちゃうってのはどうなのでしょう。