最終回のお知らせ2
さて、ブログの本当の最終回に当たり、お伝えしておきたい近況が3つあります。
一つ目は、悲しいお知らせです。シェパードのハチローが、天国へと旅立ちました。
寿命が約10年と言われるシェパードと12歳と7か月まで一緒に過ごせたのは、大往生と言って良いと思います。最後の一年半くらいは、体が動くうちにショーを引退させました。ほどなく、もうそこいらじゅうにおしっこを漏らして歩くようになってきました。生後8か月でやってきたのでハチローです。本当に子犬の頃など知りませんが、大きな赤ちゃんのようでした。
ただ、悲しいお知らせと書いてはいますが、そこまで悲しくはありませんでした。
私もハチローと同じく年を取ったのでしょう。
二つ目は、新しい出会いです。と言ってももう一年がたちますが、ボーダーコリーがやってきました。
少し茶色がかった短毛のメスで、目の虹彩がオレンジがかった黄色です。
最初に考えていた名前の候補もありましたが、初めて一緒にお外に出たら、目が金色にぎらんと光りました。朝日を浴びて、瞳孔が小さくなったのですね。
女の子に対し少々失礼な感想ですが、恐竜の様なワイルドな瞳です。
恐竜。ダイナソー。名前は、「ダイナ」に決まりました。
まだ、あまり皆様の目に触れないところでトレーニング中ですが、大人に近い年齢で入ってきたので、もうすぐ2歳になります。
三つ目。ひょんなことから、10年ぶりにクマのトレーニングをすることになりました。
ツキノワグマのオス2頭、「トーマス」と「パーシー」です。
せっかくのチャンスなので、長年の夢だった「口輪をする必要がない訓練」に取り掛かりました。昨年の9月くらいから取り組みが始まり、一歳になった今ではそれぞれ少しづつお客様の前で公開練習を始めています。
子熊は、というか大抵の子供の動物は、やんちゃで癇癪もちなところがあります。臆病でもあり、何かにびっくりしたり混乱したりすると、反射的に口が出てしまう(噛んでしまう)ということもあります。そこでトレーナーの怪我防止や、お客様と接する時は万が一がないよう馴致や躾の一環としてまず口輪に慣れる、慣らす、というのが一般的です。しかし、今回はあえてその躾を行いませんでした。
自称「21世紀のショー」を目指しているわけですが、これらの話は、最終回といいつつも、新たなSNSへの取り組みの導入になれたらいいなと考えています。
というわけで、皆様、また違う形でお会いいたしましょう。
もちろん、一番うれしいのはショーを見て頂くことですよ。では、また。