トイプードルの究極のカットを目指したら、伝説の魔人が甦った話

アニマリュージョン！の犬たちのカットは自分でしています。ほぼ我流ですし、カット歴も今のプードルたちがほとんどですから、お世辞にもクオリティーが高いとは言えません。

昔はプードルの、「コンチネンタルカット」とかいう下半身を刈り込んだようなスタイルはあまり好きではなかったのですが、今はむしろその良さが分かるようになってきました。プードルのカットは楽しいです。

ただ、究極を目指すなら、もっとカッコよくなる方法があるのではないかと思いました。箇条書きにするならば･･･

• 腰に丸いポンポンがあるのは少しやりすぎだし、バリカンカットで下半身が細く見えすぎる。
• 人間でいう、「腕」や「すね」に当たる部分も、丸いポンポンよりは細長い円筒形にした方がマイルドな感じになる。
• 首は、首輪をつけて散歩する時の着脱が便利なように、すっきりと刈り込んだ方が良い。
• 体や下半身を刈るとしたら、余り細く見えない部分。人間でいう、二の腕・太ももあたりと、胴体は一番細いウエストよりやや上のろっ骨にかぶるあたり。

これらのアイデアを元に、黒トイプードルの奈々ちゃんをカットしてみました。

すると、できあがったのが…

マジンガーカット!

正しい発音は、「マ、ジ、ンガー～カーット！」と水木一郎アニキ風に叫びます。

マジンガーCと書きます。

もうこれで、カメラマン泣かせなんて言わせません。

この自身に満ちた勇者の顔。

目からは、光子力ビームが出ています。

マジンガー、発進！

もうこうなると曲げた腕が、ロケットパンチを発射した後に見えてきちゃいます。

大好きな奈々ちゃん！

本当に、ごめんなさい。