志村けんとマウスクリッカー
私は何でも凝り性なので、ヤバい宗教とかにハマらないように気をつけています。でも過去には、完全にはまってしまった宗教があります。
それは・・・「だいじょうぶだぁ教」です。「加トちゃんケンちゃんご機嫌テレビ」は、もう大好きで、昔はビデオを撮って何回も見てました。
3つくっついた太鼓に、3つくっついたバチをもって「だーいじょーぶだー」と言いながら志村さんが太鼓をたたく姿は、もう、何度見ても笑えました。これがまた、いい音がするんです。
志村けんさんは心の師匠です。あんなクラウンになりたいなと思います。
わざわざ自分を「Mr.トーマ」なんて芸名にしているのも、志村さんみたいに、小さな子供とかに呼び捨てにされたいからという理由もあるんです。
志村さんがロケでカドリーに来られる時は(他の芸能人の方もそうですが)、大抵の場合、社員にも内緒にされます。事前に話が漏れて人が殺到したら、ロケの妨げになるからでしょう。だから、テレビを見てから「来てたんだ!」って思うこともしばしば。そこはもう、一般の方と変わりません。
でも、たまたまロケで、姿をお見かけしたことはあります。
それはもうカッコよくて、あのくらい偉大な方になるとオーラどころか、額から後光がさしていました(すみません!)。
もちろん、声なんてかけられるわけがありません。
いきなり動物訓練の話になりますが、私は、「マウスクリッカー」ができます。クリッカー音を、ベロで出せるんです。
ヤンキーが、する舌打ちみたいな音「コッ!」って感じじゃありません。あれは、舌を下あごに打ちつけたときに出る音です。
舌打ちは上あごの真空状態を思い切り解いたときに出る音ですが、それを舌の真ん中を使って、もっと口の中心部分の上あごを使ってする感じ。
イメージは「ト、タ!」と言っているように2回続けるとクリッカー音にそっくりになります。
なぜこれが得意になったかと言うと、ドリフ大爆笑の志村さんのおかげです。
伝説の、まぶたに目を書いた将棋さしのコントがありますよね。
あれのどこかで、志村さんがお茶を飲んで、はあ、とため息をつくタイミングで、舌この音を出す回があるんです。これがもう子供の頃の私には、面白くて、面白くて。一生懸命その音を練習しました。それが、マウスクリッカーの元になっています。
大人になった今。子供の前でこの技をするとウケるんです。
お茶を飲みます。いいタイミングで、クリック音をさせます。
目の前の子供が、「なに?それ。」と聞いてきます。
私は「あ、しまった。出ちゃってた?おいしいものを飲むと、つい、舌鼓を打っちゃうんだよ。今度は気をつけるからね。」
といいながら、同じことを繰り返します。
子供には鉄板でウケますが、大人には嫌な顔をされます。
・・・だいじょうぶだあ太鼓、また見たいなあ。でも局が違うから、「だいじょうぶだぁスペシャル」では絶対やらないのだろうなあと、たまにふと思います。
アイーン!